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『努力は、人を裏切らない』 [学ぶ]

表題の言葉が好きだ。
誰の言葉か分からないが、年を重ねるほどに、
その重要性を感じる。
若い頃は、ずいぶんと才能を気にしたように思う。
でも結局のところ、努力とその継続がものごとの成功を
決めているように思う。

ある本に出ていた例だが、こんな調査結果がある。
認知科学者のエリクソン博士は、ウェスト・ベルリン音楽アカデミーの
先生に依頼して、将来有望と思われるバイオリニストの
名前を挙げてもらい、彼ら学生の何が有望たらしめているのかを調査した。

そうしたら才能ではなくて、自分ひとりで行っている練習量であることが
分かったという。普通の学生は、一日平均で1.3時間。
有望な学生は平均で3.5時間だったそうだ。3倍近い開きがあるのだ。

イチローは華々しい話題に囲まれているが、その練習量たるや半端じゃない。
生活の全てを律して野球にささげている姿が浮かんでくる。

天才と呼ばれる人は、さも才能でヒョイヒョイと業績をあげたように
思われている。しかし努力家でなかった天才はいないと思われる。

それに天才たちは、自分がこれほど練習しているということを言いたがらない。
その理由は、言うべきじゃないと感じているというより、
そんな努力は当たり前でしょ・・・と思っている様子なのだ。

自分はこれほどやっていると口にする人がたまにいるけれど、
その努力とやらを訊いてみると、唖然とするくらい貧しい練習だったりする。
それじゃあ、目が出ないのも当たり前だなと、失礼ながら感じてしまう。

努力というからには、人が聞いてあきれ、驚き、度肝を抜かれる
レベルじゃなければ、あまり人に言うべきじゃない。
寝る間を惜しんで努力するというけれど、
すごい人は一日3時間睡眠だったりする。
(中村メイコさんはこのくらいの睡眠時間だそうだ。自分はせいぜい5時間。)

努力して積み上げたものは、なくならない。
それを信じきっているのが天才たちだろうと思う。
少なくともあるのかないのか分からない「才能」とやらを当てにするよりは、
はるかに確実な道だ。

あのとき努力を続けていてよかった、
それが今生きていると感じる瞬間がかならず訪れる。
人生でいちばん豊かな気持ちになれるのは、これまでやってきたことが
間違いじゃなかった、つらかったけれどやめなくてよかったと振り返る瞬間だ。

(2013-09-05 SNS日記より)
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