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地球は青かった [宇宙]

ガガーリンが宇宙旅行をして、人類で初めて地球を外部から眺めたときの
感嘆の言葉として伝わっています。
しかし正確には、もっと詩的で美しい言葉で語ったようです。
この言葉は、自分の中ではいちばん好きな言葉のひとつです。
いつ読んでも感銘を受けます。

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地球は優しく光る淡い水色だった。
地平線の様子は、独特なものでとても美しい。
明るく光る地球の表面から、暗黒の空への境目は比べようもないほど美しい。
暗黒の空間には星のまたたきが見える。この境目は、とても薄いもので、
地球の球体を囲む膜の帯のようだった。地球の色は、優しく光る淡い水色で、
暗黒空間へとつづく境目は、とてもなめらかな曲線で美しい。
言葉では伝えにくい。
地球の影からでたとき、地平線はまた違ったようにみえた。
地平線には、明るくオレンジ色にひかる帯があり、
その色は、再び、淡い水色に、そして濃厚な黒色に変わった。

ロシア語の原文からの翻訳。出展は下記。
http://sasakima.iza.ne.jp/blog/entry/151395
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私のプロフィール欄に、成層圏に行きたいと書かせていただいてますが、
まさしくその光景を自分の目で見つめてみたいと思うからです。

日ごろ、空が青くてきれいだとか、今日は曇っているとか挨拶代わりに
そんなことを口にします。でもほんとうの地球の姿は、
地上から眺めた大気圏の動きだけではありません。

宇宙空間にぽかっと水色の球体が浮かび、その成層圏の外側には、
真っ黒の宇宙の姿が広がっています。
青い地球の上では水蒸気が渦を巻いて太陽の光を反射しています。

大気圏と宇宙の境界からの眺めはとても神秘に満ちていると感じます。
外側には宇宙の世界、地球を見るとそこには雲や大陸や海などが輝いています。
また境界すれすれの領域には、ボウッとかすんだ大気層を地球がまとっているわけです。

まさにここは宇宙との接点で、長年人類はそれを見たことがなかったのですね。

宇宙飛行士の多くが、宇宙からの帰還後に宗教に帰依したり
神を信仰するようになったという話があります。
それは不思議でもなんでもないと感じます。

なかなか、いい画像集がないのですけれど、
「宇宙から見た地球」(河出書房新社刊)という
写真集はお気に入りです。
この本の表紙にはこの境界領域の美しい写真が飾られています。

(2013-12-16 SNS日記より)
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