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頭で考えたように体は動いていない [日常]

先の日記で、スキーのビデオレッスンが不評で
いまはほとんどやられなくなったと書いた。

生徒さんの真実の姿を、ビデオによって
客観的に見せられるということが、
どれほど本人にはつらい体験であることか・・・

ある人から言われたことがある。
(1)ひとの滑りを見ていて、ヨタヨタしていて
  なんと下手なんだろう、と思ったときは
  自分と同じレベルと思いなさい。
(2)おっ自分と同じくらい上手いじゃん、
  と思ったときは、自分より上手い人と思いなさい。
(3)あの人は、本当に上手いなと思ったときは、
  ずば抜けて上手い人にちがいない。

ひとの滑りをみる眼というものは、そうそう狂うものではない。
スキーをやらない人の眼にも、上手い人の滑りは上手いと写る。
下手な滑りは下手とわかる。

問題は、自分の滑りの方だ。
ビデオにとらない限り、他人の眼で自分を眺めることはない。
頭の中で、(かっこいい姿を)想像しているだけである。

ジョハリの窓の話を持ち出すまでもなく、自分が想像している
自己像というものははなはだ正確さを欠いている。
想像の翼を思い切り広げている場合には、
どれほど歪められてしまうことだろう。

真実の滑る姿を見せ付けられたら、スキー人口は
さらに減るかもしれない。
ある意味で、スキーは自己陶酔のスポーツであると
感じることがある。

上達したひとの自己像はどうなのか。
これはビデオにとったときに見える滑りの欠点と
自覚している欠点とが、ほぼ一致しているはず。
こんなものだとわかっていると言うことだ。
これが本当に上手い人の条件と言えるかもしれない。

あなたの欠点は?と問われたときに、
これこれですと答えが出ない場合は、
要注意である。

(2016-01-29 SNS日記より)

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