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自力と他力と [宗教]

とある会合で知遇を得たH先生という方が、
あるちいさな読書会を主催している。
生き死にを考える会というものだ。
先月に、初めて参加(見学)させていただいた。

先々月までは、臨死体験について書籍などを
調査し語り合うという活動をされたということだった。
そして先月8月から、仏教とくに禅宗に焦点を当てて、
悟りの内容などについて調べていきたい・・・
テキストはこんなものにしたい・・・
という説明があった。

参加メンバーは、ほぼ女性で、宗教にはとうぜん
関心が高い。救いというものをどこかでもとめている、
そんな印象も感じた。なかには浄土真宗に
強い関心をもたれている方もいる。

新参者の自分は、終始話を聞く側にまわって
おとなしくしていた。
とくに付け加えるようなことがらもないし・・・
ただ、宗教に救いを求めているようすなのだが、
ほんとうは、みんなすでに救われている・・・
そんなことを思っていた。

会の最後に差しかかったときに、
隣の女性が訊いてきた、
いかがでしたか、会の印象は?

ええ、そうですね、
難しい問題ですね・・・
とあいまいな答えをするうちに
話題は別のところへ移り、
ひとしきり話が回った。
そこで帰り支度をしようと思ったら、
ふたたび先ほどの女性が訊く、
いかがでしたか?この会は?

感想を言わずに帰るわけにはいかないぞ、
とでも言っている感じなので重い口を開いた。

自分は若いころから宗教や哲学、文学と
さまざまな書籍のなかを放浪してきた。
とくに禅の書籍は何十年間もいちおう読んできた。
最近は、浄土真宗の関係の書籍を読むことが多い。
とかなんとか言っているうちに・・・

浄土真宗に関心のあるという方が、
禅宗と浄土真宗はかなり違うものではないですか?
と質問をぶつけてきた。

いや目指すところは同じだと思いますよ、
アプローチがまったく異なるけれども。
この言葉が、ますます火をつけてしまった感じ。
隣同士のおしゃべりだったのが、
会全体の話題になってしまう。

で、話の結論として、
次回にその話をせよということになってしまった。
資料も用意してね。
目が点とはこのことだ。
そんな大した話はできない。

しかし、9月の会合がいよいよ来週に迫ってきた。
というわけで、先週からこれまで遍歴してきた
仏教の教えのまとめにかかっている。
自分の考えをいざまとめてみようとすると、
ブログの文章をダラダラ書くのとはちがって
なかなか文章になりにくい。
思っている以上に言語化されていないものだ、
という状況に直面している。

バラバラにピックアップしてみると、
ほぼ絞られてくることに気づいた。
・親鸞聖人の言葉を集めた歎異抄。
・道元禅師の正法眼蔵のいくつかの巻。
・盤珪禅師の法話。
・妙好人の東政二さんの言葉。
禅宗と浄土真宗がゴチャゴチャだが、
ようするに言っていることは同じだと受け取っている。
そこへ至る道がことなっているだけだ。

(2015-09-09 SNS日記より)

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