ありがたいの語源 (自分のためのメモ) [宗教]
感謝の意を示す「ありがたい」は、
あること難し、からきている。
実現する(ある)ことが難しいという意味だ。
考えてみるととても深い言葉であると気づく。
人身受け難し、という言葉が三帰依文にある。
人間に生まれたことはとても難しいことで、
めったにないことだということが第一義だが、
人間に生まれたことに感謝するという意味に
通じていく。
妙好人について書かれた梯実圓氏の著書にこんな話が
載っている。
若いころ梯実圓氏は、足利先生という方に、
「梯先生、あなたは自分の手を拝んだことがありますか。」
と聞かれた。
「ありませんな。手足は動くことが当たり前やと思っていますから、
別にようこそとも有難いとも思いませんね。」
「そりゃそうでしょうな。若いということはいいことですな。」
この足利先生という方は、そのとき心筋梗塞発作を2回起こしていて、
心臓の状態がとても悪かった。
「わたしの心臓は、いつ止まるやわかりませんのや、
寝ている間に止まるかもわかりませんのや。」
「寝る時に、明日、目が開くかなあ、どうかなあと
思いながら寝ます。けど、この世の目が開かなかったら、
お浄土のめが開くときだしなあ、まあ、どっちにしても
有難いことだ。」
といわれていたそうで、そして実際、
ある朝起きてこられず、亡くなっておられた。
「朝起きてね、寝床の中で、手をこうして動かしてみる。
手が動く。あ、今日もこちらのいのちをいただいていたなと
思うと有難いなあと思う。」
ということを言われていたと書かれている。
この足利先生という方のとおい親戚に、因幡の源左という
有名な妙好人の方がおられる。
(2016-04-29 SNS日記より)
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
あること難し、からきている。
実現する(ある)ことが難しいという意味だ。
考えてみるととても深い言葉であると気づく。
人身受け難し、という言葉が三帰依文にある。
人間に生まれたことはとても難しいことで、
めったにないことだということが第一義だが、
人間に生まれたことに感謝するという意味に
通じていく。
妙好人について書かれた梯実圓氏の著書にこんな話が
載っている。
若いころ梯実圓氏は、足利先生という方に、
「梯先生、あなたは自分の手を拝んだことがありますか。」
と聞かれた。
「ありませんな。手足は動くことが当たり前やと思っていますから、
別にようこそとも有難いとも思いませんね。」
「そりゃそうでしょうな。若いということはいいことですな。」
この足利先生という方は、そのとき心筋梗塞発作を2回起こしていて、
心臓の状態がとても悪かった。
「わたしの心臓は、いつ止まるやわかりませんのや、
寝ている間に止まるかもわかりませんのや。」
「寝る時に、明日、目が開くかなあ、どうかなあと
思いながら寝ます。けど、この世の目が開かなかったら、
お浄土のめが開くときだしなあ、まあ、どっちにしても
有難いことだ。」
といわれていたそうで、そして実際、
ある朝起きてこられず、亡くなっておられた。
「朝起きてね、寝床の中で、手をこうして動かしてみる。
手が動く。あ、今日もこちらのいのちをいただいていたなと
思うと有難いなあと思う。」
ということを言われていたと書かれている。
この足利先生という方のとおい親戚に、因幡の源左という
有名な妙好人の方がおられる。
(2016-04-29 SNS日記より)
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
2016-08-08 21:07
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0