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人を幸せにするもの [人生]

先日NHKのスーパープレゼンテーション番組で、
「人を幸せにするものは何?、最も長期にわたる研究から」
を視聴した。

この研究がスタートしたのは1930年代で、
いまだ続けられており70年を超える。
プレゼンはロバート・ウォールディンガーという研究リーダーで、
彼で4代目だそうである。

研究手法はこうだ。
10代の研究対象となる人物を700人あまり選定する。
半分は上流に属するハーバード大学の学生を、
残りの半分は貧民街に暮らす10代の若者だ。

アンケートとインタビューを2年おきに実施して、幸福と感じる体験や、
何が幸福に関係しているか、その考えを調査する。
いまや初代の対象者は90歳代となり、考え方も変わり人生観も変わる。
それを追跡していくという手法である。

対象者の親族や友人など、対象者はますます増えて、
膨大なデータが蓄積された。
その中から人生の幸せとは何かを抽出した。

プレゼンテーションは15分ほどの短いものだったが、
結論は明確で、かつシンプルなものだった。

1.いい人間関係が幸福に関係している。
 パートナーや、ごく親しい友人とのいい人間関係を
 築けている人が幸福を感じる。
 とくに、いざというときに頼りになる人の存在。
 いい人間関係は、脳を守る働きもする。
 友人の数が多いと幸せかというとそうではなかった。
2.富、名声、仕事の達成感などは、幸福とは関係が
 なかった。
3.孤独な人は幸福度が最も低い。
 脳機能も低下しやすい。 
 うらみを持つことはその人自身へのダメージが大きい。
4.退職後、いい遊び仲間を作った人は幸福度が高い。
5.人生の残り時間が少なくなるほど、
 義理の付き合いや、ムダな事柄を切り捨てて、
 幸福に関係する部分に費やす時間を増やす傾向がある。

人生にむつかしいことはいらない、そんな平凡な事柄を思った。

(2016-05-14 SNS日記より)

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