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自分を信じすぎない (自分のためもメモ) [宗教]

お釈迦様が説いたのは、中庸な考え方です。
極端な考え方は、間違っていることが多いことを、
示されたものと思います。

極端な考え方の例としては、わずかな事柄から
自分の考えで推論を展開して思い込み、
そこから性急に結論を導いてしまうというようなことです。
友人のふとした不快な顔から、自分のことを非難しているに
違いないと推定し、その考えを深く思い込み、
果ては、自分はダメな人間だからだ、
と根拠も薄い事柄から、つぎつぎ論を展開してしまう。

このような心の動きは、認知のゆがみと認知療法では言われています。
このような極端なゆがみを持つ考えを、仏教では単純に妄想といっています。
禅語にも、莫妄想(妄想する莫れ)という言葉があります。

自分たちは、日々の生活の中で妄想ばかりしていて、
その中で苦しんでいるわけで、本当は自分の考えを
信じすぎないことがいいのです。

自分のことを信じて突き進むこと、信念を持つことなど、
勇ましい考え方が推奨されたり教え込まれたりします。
これは間違いの考え方だと思われます。

自分の考えに固執せず、半分半分にしておく。
また妄想しているなと、放っておく。
またいつもの癖が出て、極端に考えてしまったなと
振り返る。自分と自分の間に隙間を置く。
ゆるゆるがいいということです。
そして、やらなければならないことを、
淡々とこなしていけばいいということです。

(2015-01-29 SNS日記より)

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